やりたい放題 irresponsible fling 2005 7 6
相変わらず、政府は、「やりたい放題」という印象を受けます。
なぜ、こうなってしまったのかというと、
たいていの国民は、新聞を読まないからです。
正確には、国民の多くは、新聞のテレビ欄と社会面しか読まないからです。
しかし、政府のやることは、新聞の第2面、第3面、第4面に書いてあります。
そういうわけで、たいていの国民は、政府が何をやっているのか知らないのです。
しかも、テレビの報道番組は、視聴率を稼ぎたいために、
現状では、バラエティー番組に近い状態になっています。
さて、選挙になっても、多くの国民は、
日頃から、娯楽、グルメ、ファッションに夢中になっていますので、
いざ投票となっても、政策判断ができず、
結局、候補者を、イメージや顔で選ぶことになるのです。
こうして、政府は、いくら新聞に批判されても、
安心して、「やりたい放題」となるのです。
今の政府は、郵政民営化に特化していますが、
それよりも重要な国政課題があるはずです。
独裁者 dictator 2004 3 19
独裁者というと、北朝鮮の独裁者を連想するでしょうか。
しかし、それには、少し疑問があるのです。
北朝鮮の独裁者は、本物の独裁者と言えるか、疑問があるのです。
本物の独裁者だったら、どうするか。
国民の全家庭に、テレビを配布し、
さらに、多数のテレビ局を作ります。
そして、朝から晩まで、娯楽番組やグルメ番組、スポーツ番組を放映します。
こうすると、どうなるか。
多くの国民は、娯楽やグルメ、スポーツに夢中になり、政治に関心がなくなります。
これで、国民には喜ばれるし、
独裁者自身は、思う存分、独裁的な権力に関して、やりたい放題となるのです。
これは、独裁者としては、一石二鳥です。
歴史を振り返れば、
昔は、テレビなどありませんでしたが、
たいていの独裁者は、国民に、何らかの娯楽を与えて、
国民を娯楽に夢中にさせて、政治に関心がなくなるようにしたものです。
これは、昔からある典型的な手法です。